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LINK展19

会期:7月26日(火)〜7月31日(日)
会場:京都市京都セラ美術館

主催 : 京都リンクプロジェクト


今の私たちの社会はコロナ禍による自粛やその影響によって活動を半ば停止、休止させられています。 それにより人と人の関係が希薄になり、内へ籠ることで、孤独感がより増しています。 人々は、生活そのものを脅かす存在、戦争による暴力や剥奪など大きな力に対して、 個人の無力さや非力さを感じ、恐怖や不安を痛感するでしょう。 しかし、私たち作家はこのような混乱の中でも臆すことなく、もがき、創り出し、 表現できる力をもっていると信じています。 喚起とは声をかけて目覚めさせることです。 おだやかな状態、休止している状態にあるものを活動状態にし、呼び起こし、鼓舞する。 ひとりの声の力はよわくとも、たくさんのちいさな声が集まることで大きな連帯となり、 大きな存在に抗い、立ち向かう力となります。 そして、EVOCACIÓN(エボカシオン)とはスペイン語で「死者の魂を呼び戻す」という意味です。 病や戦火で失われた命の鎮魂、破壊された諸国への郷愁、残された人たちへの哀悼とともに、 今を生きるこの社会で、疲弊した人々の緊張で萎縮した魂を喚起させる作品を創作、表現し、 作家たちの声をたくさんの人に叫び、訴えてみませんか?

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